電子工作〜第2段〜


〜 リモコンで動くものを〔完成・解説編1〕 〜
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先の基板とモータは、裏側にこんな感じに組み込んでいます。モーターの片方は、天守閣の中にすっぽり収まりました。
裏側

で、これが完成状態です。
姫路城



◆送信機
送信機は、2種作っております。ハードの構造はいたって簡単です。

送信機 その1(前述のもの。試作のために作りました)


回路図はこんな感じ


PICの2,3,6,7番ピンを入力として使用し、5番ピン(GP2)を出力に使っております。
(パルス波で点灯させますので(後術)、LEDには50mA程度の電流を流しています。)

少し見難いですが、参考までにこちらがソフトになります。(TABは4で設定)
試作リモコンのプログラム



送信機 その2(こちらは、市販のおもちゃに組み込んだもの)
市販のおもちゃを改造して、おもちゃの隙間にリモコンを組み込みました。
今回何といっても、これがやりたかったのですよ。外からはスイッチとダイオードの部分が増設部分として伺うことが出来ます。
はっぴぃべるん(改)

回路図はこんな感じ

入力をタクトスイッチ1つにしたため、余ったピンを出力にまわしています。
(こちらもパルス波で点灯させますので、LEDには90mA程度の電流を流しています。)


いずれの送信機も、ハード自体はPICにLEDを接続しているだけの一般的なLED点灯回路そのものです。
制御は、すべてソフトの方で行っています。
少し見難いですが、参考までにこちらがソフトになります。(TABは4で設定)
はっぴぃべるん(改)のプログラム



赤外線リモコンのプログラムについて
家電製品の規格ですと、赤外線リモコンのコードは38kHzの搬送波にのせて送信されます。
つまり、実際にプログラムを作る場合に何をやるかと言いますと、

消灯時:LEDは光っていない。
点灯時:38kHzで点滅させる。(ポイントはここだけです。)

で、コードを送ればいいことになります。


◆受信側
赤外線リモコンモジュールを使用しましたので、モジュールをPICに接続してあるだけになります。
(受信回路は、モジュールについてきたデーターシート記載どおりの接続となっています。)
とりあえず、受信部分の回路図です。


今回使用しましたモジュールは、IRM-3638N3(EVERLIGHT社製:シリコンハウス共立(大阪)にて購入)
このモジュールは、何も受光していない時の出力が“H”で、受光時に出力が“L”になります。

あとは、PIC側からモジュールの出力を読み取って、コードに置き換え、モーターに信号を送るといった
プログラムを書くだけになります。


PICとモーターとの接続は、TA7291P(モータードライバ:東芝)のデーターシート
を参考に配線しました。データ-シート記載の応用回路例の回路そのままの配線になっています。



現物ではもう少し手を抜いて作っていますが、基本的な構成は、こんな感じかな。あっスイッチ書き忘れた。


というわけで、プログラムです。
本体側プログラム

さて、せっかくですので、動いているところ撮ってみました。↓(別窓が開いて再生されます。5秒あたりから音声あり。音量注意!!)
“himeji.AVI”約43秒 ファイルサイズ:8,409,512 バイト

魔法で動いているんですよ〜。



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